錦江湾公園のバラ園:鹿児島市で楽しむ華やかな薔薇の世界 家族で楽しめ入場は無料。

錦江湾公園バラ スポット

錦江湾公園のバラ園とは?

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錦江湾公園は、鹿児島市の南部に位置し、錦江湾を望む絶好のロケーションにある広大な公園です。錦江湾公園は市内にある公園では人気のあるスポットです。子育ての時、よく訪れていました。遊具が充実していますし、夏になればキャンプも楽しみました。公園の一番高いところに上ると桜島を望める錦江湾の眺め。更に遠くには開聞岳までも眺めることができます。

子育てが一段落した今でも夫婦でよく訪れます。お目当てはバラ園です。休日になると家族連れの若いご夫婦。平日にはシニアのご夫婦と賑わいのある公園です。公園内にあるバラ園は、地元住民や観光客に愛されるスポットで、四季折々の美しいバラを楽しむことができます。訪れる人々は、色とりどりのバラに囲まれた空間で、弁当にを広げたりリラックスしたひとときを過ごしています。

筆者は家庭で色々なバラを育てているので、錦江湾公園のバラ園を訪れるのをとても楽しみにしています。

バラ園の概要と特徴

鹿児島市内の公園では唯一のバラ園があるのが錦江湾公園です。公園の入り口右側の斜面に沿って
バラ園が広がっています。

錦江湾公園のバラ園は、約250種類のバラが植えられており、品種ごとに異なる色彩や香りを楽しむことができます。バラは春から初夏、そして秋にかけて見頃を迎え、訪れるたびに異なる風景が広がるのが魅力の一つです。バラ園は、家族連れ、カップル、友人同士で訪れても楽しめる癒しの空間となっています。

入園料が無料なのですが、本格的に栽培が行われています。除草、剪定、肥料管理、病虫害対策など
市の管理公社の職員の方のご苦労が偲ばれます。

見頃の時期とイベント

春バラの見頃

錦江湾公園の春ばら

春には、錦江湾公園のバラ園が最も華やかになります。特に5月上旬から6月中旬にかけて、園内は満開のバラに包まれます。様々な色のバラが一斉に咲き誇り、訪れる人々を魅了します。この時期には、バラに関するイベントも開催されることがあり、地元のガーデニング愛好者が集う場所にもなっています。

秋バラの見頃

秋になると、再びバラ園は美しい景観を取り戻します。10月から11月にかけて、春とは異なる色彩のバラが咲き誇り、温暖な気候の中でゆっくりとバラを楽しむことができます。秋は空気が澄んでおり、バラの香りが一層引き立つ季節でもあります。

心を癒すバラ園の魅力

バラの香りとリラックス効果

バラは美しい見た目だけでなく、その香りも人々の心を癒す効果があります。錦江湾公園のバラ園を歩くと、品種ごとに異なるバラの香りが漂い、心身ともにリラックスすることができます。特に、ストレスの多い日々を送っている方にとって、バラ園での香りの癒し効果を活用してストレス緩和を実感してみては如何でしょうか。

自然とふれあう時間の重要性

現代の忙しいライフスタイルの中で、身近に自然と触れ合うことができる錦江湾公園。

錦江湾公園のバラ園では、自然の美しさに触れることで、心の安らぎを感じることができます。

子育て真っ最中の現役世代の方は、何かと多少のストレスを受けての日々だと思います。

休日に手入れをされ咲き誇るバラを無心に眺め香りを嗅ぐひと時はストレスを解消するのにいいですね。

シニアの方は何をさておき外出を。弁当を準備して。バラのお花見。

敷物をを準備して、疲れたら大きな樹のしたでバラの風に吹かれてお昼寝も。最高の贅沢。
そして入場料が無料。これも心地いい。

錦江湾公園のバラ園を楽しむための基礎知識

バラの花の基本の形

一重咲きと八重咲き

バラの花にはさまざまな形がありますが、大きく分けて一重咲き八重咲きがあります。一重咲きは、花弁が5〜8枚程度のシンプルな形で、野生のバラに多く見られます。これに対し、八重咲きは花弁が幾重にも重なっている豪華な形で、多くの園芸用バラがこのタイプに属します。

クラシカルローズとモダンローズ

さらに、バラはクラシカルローズ(古典的なバラ)とモダンローズに分けられます。クラシカルローズは19世紀以前から存在する品種で、形状はカップ状やロゼット状、強い香りを持つことが特徴です。これに対し、モダンローズはハイブリッドティーローズに代表され、切花としての美しさを追求した品種です。大輪で優雅な形状を持ち、花弁数が多いものが多くあります。

錦江湾公園バラ園には、世界のばらが植えられています。その特徴とは。

日本のバラの特徴

四季咲きと耐暑性

日本のバラ
日本のバラ看板

日本のバラの特徴として、四季咲き性耐暑性が挙げられます。日本は四季がはっきりしているため、春から秋にかけて繰り返し花を咲かせる品種が人気です。また、夏の高温多湿に耐えることが求められるため、特に耐暑性の高い品種が多く育てられています。

日本原産のバラ

日本のバラ

日本にはいくつかの原生種があり、特に有名なのがノイバラです。ノイバラはバラの交配にも使われ、根の強さから多くの品種改良に役立っています。また、シンプルな一重咲きの花を持ち、ガーデニング初心者にも扱いやすい品種です。

アメリカのバラの特徴

アメリカのバラ
アメリカバラ看板

モダンローズの中心地

アメリカはモダンローズの育成に力を入れており、特にハイブリッドティーローズが代表的です。ハイブリッドティーは、切花として優れた大輪で、しっかりとした茎を持つため、フラワーアレンジメントに最適です。また、アメリカのバラは色彩が豊富で、特にビビッドカラー(鮮やかな色合い)が好まれます。

J&P(ジャクソン&パーキンス)はアメリカ、サウスカロライナの育種会社。こちらの会社では上記のラブを始め多くのバラを育成しているが耐病性に問題のある品種が多いとされる。なので薬剤散布が栽培上欠かせない。

耐寒性

広大な国土を持つアメリカでは、寒冷地でも育てられるように、耐寒性が高いバラの品種改良も進んでいます。これにより、寒冷地のガーデニング愛好者にも育てやすい品種が多数存在しています。

ドイツのバラの特徴

ドイツのバラ
ドイツのバラ看板

頑丈で病害虫に強い

ドイツのバラは、その堅牢さで知られています。多くの品種は、病害虫に強く、手入れが比較的容易な点が特徴です。ドイツのバラ育種家は、寒冷地でも育つ丈夫なバラを作り出すことで有名です。

ドイツのコルデス社は世界でも有名なバラの育種会社。特に無農薬、低農薬でも栽培できるバラの育成では世界トップとの評判があります。

鹿屋バラ園にある白花のアイスバーグの見事な群落は、コルデスの作出した名品。

クラシカルな美しさ

ドイツのバラ
薔薇看板

ドイツでは、クラシカルなバラの美しさが好まれています。特に、オールドローズのような重厚で落ち着いた色合いの花が人気です。バラの香りにもこだわりがあり、強い香りを持つ品種が多く栽培されています。

イギリスのバラの特徴

イングリッシュローズ

イギリスのバラといえば、世界的に有名な育種家デヴィッド・オースティンによって開発されたイングリッシュローズが挙げられます。イングリッシュローズは、クラシカルなオールドローズの香りと形を現代的にアレンジした品種で、色合いや香り、咲き方が非常に豊かです。

庭園向きのバラ

イギリスはガーデニング文化が根付いている国で、庭園での栽培に適したバラが多く育てられています。特に、ボリューム感のある花付きや、シュラブローズのように生育旺盛な種類が人気です。これらは、イギリスの田園風景に溶け込む自然なスタイルを好む庭園に最適です。

残念ながら、錦江湾公園に植えられたバラの中にはイギリスのバラは見当たりません。公園の担当者にお尋ねすると日本のバラナーサーリーで苗として出荷しているところが少なく苗の入手が困難とのお返事でした。

フランスのバラの特徴

フランスのバラ
フランスのバラ

色彩の美しさ

フランスのバラ
フランスバラ看板

フランスのバラは、特に色彩の豊かさ優雅さで知られています。フランスの育種家は、鮮やかな色だけでなく、繊細でニュアンスのあるグラデーションを持つバラを多く生み出しています

メイアンはフランスの名門ナーサリー。日本でも人気のある名花を数多く作出しています。

ピース フランスのバラ
ピース看板

メイアンのピースは第2次世界大戦が終結後国連の総会に平和の象徴として飾られたそうです。

錦江湾公園のバラの看板にも永遠の銘花と説明されています。

錦江湾公園バ園には、皇族の方の名前をつけたバラが。敬宮愛子内親王のピンクのバラは可愛い。

美智子上皇后にちなんだバラ

プリンセスミチコ
プリンセスミチコ看板

日本の皇族にちなんで命名されたバラの一つに、「プリンセス・ミチコ」があります。このバラは、美雅子皇后に敬意を表して命名され、オレンジ朱色の上品な花が素敵です。世界中で高く評価されており、その気品ある姿と美しい色合いは、多くのガーデナーに愛されています。

他の皇族のバラ

プリンセスアイコ

プリンセスあいこ

他にも、「プリンセス・アイコ」という、皇族に由来するバラもあります。このバラは、愛子内親王にちなんで命名され、繊細で優美なピンクの花を咲かせます。これらのバラは、日本国内外で非常に人気があり、バラ愛好家の間で特別な存在となっています。

錦江湾公園バラ園を訪れる際のポイント

ベストシーズン

バラ園の見頃の時期は、一般的に春と秋です。春は4月から5月にかけて、秋は10月から11月にかけて、多くのバラが美しく咲きます。特に春は、一斉に咲き誇るバラを楽しむことができるため、訪れるのに最適な季節です。

写真撮影のベストタイム

バラの撮影に最適な時間帯は、夕方です。特に朝早い時間帯は、露に濡れたバラが美しく、光も柔らかいため、シャープで鮮明な写真を撮ることができます。錦江湾公園では、早朝の静かな時間帯に訪れるのが特におすすめです。

バラ園と周辺の家族連れで楽しめるスポット

ロケット広場

錦江湾公園バラ園を訪れる際には、周辺の観光スポットも一緒に楽しむことができます。例えば、公園内には展望台があり、錦江湾桜島の美しい景色を一望できます。

展望台はロケット広場と呼ばれています。

H-Ⅱロケットの大きな実物大の模型が設置されています。

錦江湾公園展望台

錦江湾公園の展望台付近からは、錦江湾が見下ろされ櫻島も遠望できます。

家族連れのピクニックもおすすめです。

まとめ:錦江湾公園バラ園の楽しみ方

錦江湾公園のバラ園は、鹿児島市を訪れる際にぜひ立ち寄りたいスポットの一つです。美しいバラが咲き誇る景観、リラックスできる環境、そして写真撮影や園芸に関する学びの場として、多くの魅力が詰まっています。

主要なポイント

  • バラ園の見頃:5月(春バラ)と10月(秋バラ)が最も美しい時期です。
  • 無料で楽しめる:バラ園の入園は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。
  • イベント情報を確認:季節ごとのイベントやライトアップなど、特別な催しをチェックしてから訪れると、より充実した時間が過ごせます。
  • アクセス:車でも公共交通機関でも訪れやすい立地です。
  • 写真撮影やガーデニング愛好者に最適:バラ園は写真映えするスポットであり、また園芸に興味がある人にとっても貴重な学びの場です。
鹿児島市平川錦江湾公園 · 〒891-0133 鹿児島県鹿児島市平川町1818番地
★★★★☆ · 公園
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